繊維の部屋:組成と、洗い方と、名乗り
タオルやシャツのタグに並んでいるのは、大きく分けて四つの欄です。そして、その四つが全部そろっている品目と、二つしか無い品目があります。
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欄は四つあります
繊維の組成、家庭洗濯等取扱方法、はっ水性、表示者名及び連絡先。繊維製品の一覧表は、この四つの欄でできています。
消費者庁が公表している「繊維製品一覧表」は、縦に品目、横に表示事項を並べた表です。横の欄は、繊維の組成/家庭洗濯等取扱方法/はっ水性/表示者名及び連絡先の四つだけです。
繊維の組成は、何の繊維が何パーセント入っているかです。家庭洗濯等取扱方法は、洗濯表示の記号のことです。はっ水性は、水をはじく加工がしてあるかどうかで、これは一つの品目にしか付きません。
表示者名及び連絡先は、この表示を出したのが誰かを名乗る欄です。四つのうち、これだけはすべての品目に付いています。
出どころ:消費者庁「家庭用品品質表示法/製品別品質表示の手引き」の各一覧表(2026年8月29日に読みました)。
品目で、求められる数が変わります
同じ衣類でも、洗濯表示を付けることになっている品目と、そうでない品目があります。コート、セーター、シャツ、ズボン、ドレス、ブラウス、スカート、事務服、作業服、上衣には、家庭洗濯等取扱方法の欄に○が付いています。
一方で、水着と靴下には、その欄に○がありません。一覧表で求められているのは、繊維の組成と表示者名及び連絡先の二つだけです。
数え方=消費者庁「繊維製品一覧表」の表で、○が付いている欄の数(繊維の組成/家庭洗濯等取扱方法/はっ水性/表示者名及び連絡先の4欄)。棒の長さは○の数に正比例。最大の3項目を100%としました。1項目あたり33.33%。色は「家庭洗濯等取扱方法が求められていない品目」に置いています。
ここが読めると、売り場での見え方が変わります。水着に洗濯の記号が付いていないのは、書き忘れではなく、一覧表がそこを求めていないからだ、と分かるようになります。
はっ水性の欄に○が付いているのはコートだけです。他の品目では、はっ水加工をしていても、この法律の表示事項としては出てきません。
出どころ:消費者庁「家庭用品品質表示法/製品別品質表示の手引き」の各一覧表(2026年8月29日に読みました)。
和装用だけ、扱いが違います
一覧表には「特定織物のみを表生地に使用した和装用のもの」という区切りが何度も出てきます。コート、下着、羽織及び着物のところに現れます。
この区切りに当たるものは、家庭洗濯等取扱方法の欄が「—」になります。同じコートでも、和装用かそれ以外かで、求められる欄の数が変わるということです。
一覧表は品目名だけで引くと読み違えます。品目名の下にぶら下がっている細かい区切りまで見て、はじめて欄の数が決まります。
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出どころ:消費者庁「家庭用品品質表示法/製品別品質表示の手引き」の各一覧表(2026年8月29日に読みました)。
タグを読む順番
組成 → 洗い方 → 誰が出したか。この順で読むと、一覧表の欄の並びとそのまま重なります。
最初に見るのは繊維の組成です。何の繊維でできているかが分かると、洗い方の記号がなぜその組み合わせになっているのかが読めます。
次に洗濯表示です。記号の読み方は第六室で扱います。ここでは、記号が付いている品目と付いていない品目がある、というところまでです。
最後に表示者名及び連絡先です。この欄は、四つのうち唯一すべての品目に付いている欄で、表示の内容について責任を持つ相手が誰かを示しています。
出どころ:消費者庁「家庭用品品質表示法/製品別品質表示の手引き」の各一覧表(2026年8月29日に読みました)。